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工事を始めてしまってからでは、申請できません

川崎市 太陽光・蓄電池補助金

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    川崎市の補助金の単価・上限と、交付額が決まるまでの計算の順序

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    FITを使う場合と使わない場合で、交付額がどれだけ変わるか

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    太陽光4.5kW+蓄電池13.3kWhの構成で実際に計算した結果

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    売電収入が減る分を差し引いても、どちらが有利か

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    神奈川県と国の補助金が、2026年7月時点でどうなっているか

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    補助金が0円になってしまう3つの条件

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    12月28日の締切から逆算した、相談・契約・着工のスケジュール

川崎市の太陽光・蓄電池補助金は、太陽光と蓄電池をあわせて最大98万円です。ただし、交付決定の通知を受け取る前に工事を始めてしまうと、1円も受け取れません。

そしてもう一点、まとめサイトがほとんど触れていない条件があります。この98万円は、FIT(固定価格買取制度)を使わない設置に対して出る金額です。FITを選ぶと、同じ工事でも交付額は3分の1近くまで下がります。

この記事は、川崎市の「太陽光発電設備普及事業者登録制度」に登録している施工店が、2026年7月28日時点の制度内容にもとづいて書いています。金額そのものよりも、どの数字がどう掛け合わされて交付額が決まるのかという算定の順序をご覧いただく構成にしました。

太陽光発電に関する補助金制度

川崎市の補助金は、どの設備にどの単価で出るのか

単価・費用の2分の1・上限。この3つを比べて、一番小さい額が交付されます

  • Point 01

    太陽光発電設備

    FITを使わない設置(自家消費型)は 1kWあたり7万円。ただし設置費用の2分の1が上限で、さらに1件あたり28万円で頭打ちになります。

    FITを使う設置は定額です。容量が何kWであっても金額は変わりません。

  • Point 02

    蓄電池

    FITを使わない太陽光と連系させる場合は 1kWhあたり10万円。こちらも設置費用の2分の1が上限で、1件あたりの上限が別に設定されています。

    FITを使う太陽光と連系させる場合、またはすでに設置済みの太陽光に後付けする場合は、同じ1kWhあたり10万円でも1件あたりの上限が下がります。

    なお容量は、カタログに載っている定格容量ではなく初期実効容量で計算します。市の補助金算定表に明記されています。

  • Point 03

    3つの数字を比べて、一番小さいものが交付額

    川崎市の交付額は、次の3つを計算して一番小さい数字が採用されます。

    ① 単価 × 容量 ② 補助対象経費 × 2分の1 ③ 1件あたりの上限

    「単価が7万円だから5kWで35万円もらえる」とはなりません。②と③のどちらかが先に効くことのほうが多いのが実際のところです。後ほど、実際の数字で3つを並べてご覧いただきます。

    なお、ZEHおよびZEH Orientedは1戸あたり定額、ZEH+はそれより高い定額が、設備への補助とは別枠で交付されます。

    ※補助対象経費は消費税を除いた額です。太陽光の出力・蓄電池の容量は小数点第2位を切り捨て、単価×容量や経費×2分の1はそれぞれ千円未満を切り捨てて計算します。

FITを選ぶかどうかで、受け取れる額が変わります

FITを選ぶかどうかで、受け取れる額が変わります

川崎市の補助金でいちばん大きい分かれ道は、容量でも金額でもなく、FIT(固定価格買取制度)を使うかどうかです。

川崎市は、FIT非適用のほうが単価も上限も高く設定されています

同じ設備、同じ工事でも、FITを使うか使わないかで交付額の枠が変わります。

設備FITを使わない場合FITを使う場合
太陽光発電1kWあたり7万円
(設置費用の2分の1・1件28万円まで)
定額4万円
蓄電池1kWhあたり10万円
(設置費用の2分の1・1件70万円まで)
1kWhあたり10万円
(設置費用の2分の1・1件30万円まで)

太陽光と蓄電池を同時に導入した場合、FITを使わなければあわせて最大98万円、FITを使うと最大34万円が枠になります。

「川崎市の補助金は最大98万円」と書いてある記事は多いのですが、その98万円がFIT非適用を前提にした数字であることまで書いてあるものは、弊社が見た限りほとんどありませんでした。

申請したあとで、FITあり・なしを変更することはできません

川崎市の補助金は、FITありの区分とFITなしの区分で申請そのものが分かれています。そして申請後に区分を変更して増額することはできません。

つまり、この選択は申請の時点で1回だけ行われ、そこで確定します。あとから「やはりFITを使わない設計にしたい」と気づいても、その年度の補助金は増えません。設計段階でどちらにするかを決めておく必要があるのは、このためです。

FITを使わない場合は、電力会社への手続きが1つ増えます

FITを使わない設置では、電力会社に対して非FITでの接続申込を行います。設置完了届を提出するときに、その申込内容を確認できる画面(発電量調整供給の申込内容照会)の提出が求められます。FITを使う場合に提出する画面とは別のものです。

補助金が増える代わりに、手続きは1つ増えます。弊社ではこの申込も含めて工程に組み込んでご案内しておりますが、「FITを使わないほうが得です」とだけ言って手続きの違いに触れないのは不誠実だと考えておりますので、先に書いておきます。

実際に計算してみます

前提として置く条件

川崎市多摩区の既築の戸建てに、太陽光と蓄電池を同時に設置する場合で計算します。

太陽光4.53kW
蓄電池13.3kWh
太陽光の費用(設備+工事・税抜)90万円
蓄電池の費用(設備+工事・税抜)187.5万円

※費用は計算の順序をご覧いただくために置いた一例です。同じ容量でも、屋根の形状や向き、既存の電気設備、メーカーによって金額は上下します。この構成であれば、太陽光の費用は80万〜100万円台、蓄電池の費用は170万〜200万円台の範囲で動くとお考えください。

なお、太陽光の出力は小数点第2位を切り捨てて4.5kWとして計算します。市の算定ルールによるものです。

FITを使わない場合の計算

太陽光発電(FIT非適用)

① 単価 × 容量 7万円/kW × 4.5kW = 315,000円

② 補助対象経費 × 2分の1 900,000円 × 1/2 = 450,000円

③ 1件あたりの上限 = 280,000円

→ 一番小さいのは③ 交付額 280,000円

蓄電池(FIT非適用の太陽光と連系)

① 単価 × 容量 10万円/kWh × 13.3kWh = 1,330,000円

② 補助対象経費 × 2分の1 1,875,000円 × 1/2 = 937,000円

③ 1件あたりの上限 = 700,000円

→ 一番小さいのは③ 交付額 700,000円

合計 980,000円。この規模では、①の「単価×容量」も②の「経費の2分の1」も上限を上回るため、3つのうち上限だけが効いている状態です。つまり満額が出ます。

FITを使う場合の計算

太陽光発電(FIT適用)

定額 交付額 40,000円

蓄電池(FIT適用の太陽光と連系)

① 単価 × 容量 10万円/kWh × 13.3kWh = 1,330,000円

② 補助対象経費 × 2分の1 1,875,000円 × 1/2 = 937,000円

③ 1件あたりの上限 = 300,000円

→ 一番小さいのは③ 交付額 300,000円

合計 340,000円。先ほどとの差は 640,000円です。

売電で減る分を差し引きます

ここまでは補助金だけの話です。FITを使わないということは、売電の単価が下がるということでもありますので、その分を差し引かないと比較になりません。

2026年度のFITは、住宅用(10kW未満)で最初の4年間が24円/kWh、5年目から10年目が8.3円/kWhという二段階になっています。一方、FITを使わない場合の余剰買取は、東京電力エナジーパートナーの再エネ買取標準プランで8.5円/kWhです。

FITが有利なのは、最初の4年間だけです。その差は 24円 − 8.5円 = 15.5円/kWh。

年間の発電量を1kWあたり1,000kWhとすると、4.53kWで年4,530kWh。蓄電池を積んだご家庭では、そのうち売電に回る余剰は3割から5割程度になります。

余剰の割合年間の余剰4年間の売電差(FITが有利な分)
3割1,359kWh84,258円
4割1,812kWh112,344円
5割2,265kWh140,430円

そして5年目以降は逆転します。FITの8.3円に対して、FITを使わない場合は8.5円。わずかですが、5年目からはFITを使わないほうが単価が高くなります。

差し引きの結果

余剰の割合補助金の差売電の差(4年)差し引き
3割+640,000円−84,258円約55万円
4割+640,000円−112,344円約52万円
5割+640,000円−140,430円約50万円

川崎市の戸建てで太陽光と蓄電池を同時に導入するなら、FITを使わないほうが50万〜55万円ほど有利という結果になりました。

逆転する条件はあるのか

正直に書きます。この構成では逆転しません。

4年間の売電差が補助金の差である64万円を超えるには、年間の余剰が約1万kWh必要です。ところが4.53kWの太陽光では、年間の発電量そのものが4,530kWhしかありません。余剰を100%にしても届きません。

ただし、これはあくまで「太陽光4.5kW前後+蓄電池13kWh前後」という設計での話です。太陽光を10kW近くまで載せて、蓄電池を積まないという設計であれば、話は変わります。その場合は売電量が大きくなり、FITの4年間で回収できる額も増えます。

弊社が川崎市で「FITを使わない設計」を標準としてご案内しているのは、この地域の補助制度がその設計に有利にできているからです。地域が変われば結論も変わりますので、1件ごとに試算してご提案しております。

【2026年7月時点】神奈川県と国の補助金は、今どうなっているか

まとめサイトでよく見かけるのが「国+県+市で最大◯◯万円」という足し算です。ただ、その制度が今この瞬間に申請できるかどうかは、また別の話です。

神奈川県:第1期は5月12日で締切。第2期は9月頃の予定です

神奈川県の住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金(令和8年度)は、第1期が予算到達により5月12日消印分で締め切られました。受付開始からわずか2日です。

第2期は令和8年9月頃に実施される予定と公表されています。金額は太陽光が1kWあたり7万円、蓄電池が1台あたり15万円。ただし太陽光は1kW以上10kW未満に限られ、太陽光と蓄電池の同時導入が条件です。どちらか一方だけでは対象になりません。

神奈川県の申請は、お客様ご自身のお名前で出していただきます

ここに、市と県で扱いが違う点があります。

川崎市の補助金は、申請手続きを事業者に委任できます。弊社が書類を作成して提出まで行います(交付金の振込先はお客様ご本人の口座です)。

一方、神奈川県の補助金は本人申請のみで、設置事業者による代行申請が認められていません。電子申請でお客様ご自身のお名前から出していただく必要があります。

ただ、これは「お客様が一人でやってください」という意味ではありません。弊社が申請内容を整理し、必要書類をそろえ、入力していただく項目をひとつずつご案内しながら、最後まで並走いたします。代行が認められていないのは名義の話であって、お手伝いができないという話ではございません。ご自身で出していただく形にはなりますが、どこで何を入力するかが分からないまま放り出されることはございませんので、ご安心ください。

県の審査には交付決定まで2〜3か月かかる場合があります。県も交付決定前の着工は対象外ですので、市と県の両方を狙う場合は、この審査期間を工程に織り込んでおく必要があります。

国:家庭用蓄電池のDR補助金は5月29日に終了しました

国の家庭用蓄電システム導入支援事業(DR補助金)は、2026年5月29日に交付申請額が予算に到達し、公募が終了しています。

そのうえで正確に書きますと、太陽光・蓄電池の設置だけで受けられる国の補助金は、2026年7月時点でありません。(断熱改修とあわせて行う場合に使える制度は別にありますが、条件が大きく異なりますので、該当しそうな場合は個別にご案内いたします)

結局、今日申請するとどうなるか

2026年7月28日の時点で、太陽光・蓄電池の設置に対して確実に申請できるのは、川崎市の補助金だけです。

国のDR補助金は終了済み。神奈川県は第2期の受付開始待ち。この状況は、毎日申請を出している施工店でなければ追いきれない部分です。「最大◯◯万円」という足し算の数字と、今日実際に申請できる金額は、いま大きく離れています。

なお神奈川県の第2期が始まれば、市と県は併用できます。川崎市の公式ページにも「国や神奈川県が実施する他の補助金と併用することができます」と明記されています。ただし川崎市は経費控除方式を採っており、国や県の補助額を税抜の経費から差し引いてから2分の1を判定します。単純に足し算になるわけではない点にはご注意ください。

この記事は、県の第2期が始まった時点で追記いたします。

申請から入金までの流れと、締切から逆算したスケジュール

12月28日の申請締切と、1月31日の工事完了期限

川崎市の令和8年度の受付は令和8年4月24日から12月28日までです。ただし、締切はもう一つあります。

申請の受付令和8年4月24日(金)〜 令和8年12月28日(月)
事業完了(工事完了・引渡し)令和9年1月31日(日)まで
設置完了届の提出事業完了から30日以内、または令和9年2月12日(金)の早いほう

見落とされやすいのが工事完了期限です。12月28日に申請が間に合っても、交付決定を待ってから着工して1月31日までに工事が終わらなければ、補助金は受け取れません。

逆算すると、いつまでにご相談いただければよいか

順序は次のとおりです。

  • 現地調査・設計・お見積り
  • ご契約
  • 川崎市へ交付申請(弊社が作成・提出まで承ります)
  • 交付決定通知の受領 ← ここを待たずに着工すると対象外
  • 設置工事
  • 設置完了届の提出
  • 交付額の確定・入金

この工程のうち、お客様の側でどうにもならないのが交付決定までの審査期間です。ここを見込まずに契約すると、工事完了期限に間に合わなくなります。

弊社では、年内の工事完了を確実にしたい方には秋のうちにご相談いただくようお願いしております。現地調査から設計、申請書類の作成までにもお時間をいただきますし、屋根の状態によっては工事の前に手当てが必要になる場合もあるためです。

予算執行率23%(7月22日時点)をどう読むか

川崎市は補助金の予算執行率を公表しています。7月22日時点で全体の23%です。

受付期間は4月24日から12月28日までの約8か月。そのうち3か月が経過して23%ですから、単純なペースで見れば年内は枠が持つ計算になります。

ただし、この手の補助金は後半に申請が集中します。神奈川県の第1期が2日で締め切られたことからも分かるとおり、予算というものは平らに減っていきません。「まだ23%だから急がなくていい」ではなく、「まだ枠がある今のうちに決めておける」と読むのが実務の感覚です。

※執行率は川崎市が随時更新しています。ご検討の際は、市の公式ページで最新の状況をご確認ください。

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川崎市多摩区の住宅の外壁に設置したパワーコンディショナ3台と配線

補助金が0円になる3つの条件

補助金が0円になる3つの条件

減額ではなく、丸ごと対象外になる条件があります。どれも「知らなかった」で済まないものばかりですので、契約の前に確認してください。

① 交付決定の通知を受け取る前に、工事を始めてしまった

これが最も多い失格理由です。川崎市の要綱には「交付決定通知書を受け取る前に着手したものは補助対象外」と明記されています。

ここでいう「着手」は、既築の住宅であれば設置工事の開始、新築の注文住宅であれば同じく工事の開始、新築の建売であれば住宅の引渡しです。

「申請さえ出しておけば大丈夫」ではありません。市から通知が届くまで、工事を始められません。ここを急いだために補助金がゼロになった、という話は珍しくありません。

② 市に登録されていない事業者が施工した

川崎市の太陽光発電設備への補助には、「太陽光発電設備普及事業者登録制度」に登録している事業者が施工・設置したものであることという条件が付いています。

これは設備の性能でもお客様の条件でもなく、施工する会社の条件です。つまり、どれだけ良い設備を適正な価格で入れても、その工事を請けた会社が市に登録していなければ、補助金は1円も出ません。

お客様の側からは見えにくい条件ですし、契約前に「御社は川崎市に登録されていますか」と尋ねるのは、なかなか思いつかないと思います。ですが、これは尋ねる価値のある質問です。

株式会社Sunkissは、川崎市の太陽光発電設備普及事業者登録制度の登録事業者です。

市が公開している登録事業者一覧に、社名・所在地・連絡先・対応区が掲載されています。対応エリアは川崎区・幸区・中原区・高津区・宮前区・多摩区・麻生区の全7区です。

登録の有無は市のページでどなたでも確認できますので、弊社に限らず、ご検討中の会社が掲載されているかを一度ご覧になることをおすすめします。

③ PPA・リースで導入した

川崎市の補助金は、申請者が購入した設備が対象です。PPA(第三者所有モデル)やリースのように、設備の所有者がお客様でない契約形態は対象外です。中古品も対象になりません。

また、申請はオンライン手続かわさき(e-KAWASAKI)からのみ受け付けられています。紙での申請はできません。

そのほか、見落としやすい条件

  • 蓄電池の登録年度。環境省のZEH化等支援事業の補助対象製品として、令和7年度または令和8年度に登録された製品に限られます。令和6年度以前にしか登録がない型番は対象外です。
  • 蓄電池は2kW以上の太陽光との連系が必須。蓄電池だけの設置では対象になりません。
  • 容量は初期実効容量で計算。カタログの定格容量ではありません。
  • 納税証明書が必要。市民税・県民税・森林環境税に未納があると対象外になります。
  • 同一年度内に1度だけ。過去に本補助金を受給している場合、上限額から過去の受給額が差し引かれます。
  • 補助対象経費は消費税を除いた額。税込の総額で計算すると、実際より多く見積もることになります。

弊社は補助金の項目別の条件に正しく収まるよう、現場調査で確認してから工事費の内訳を組み立てております。設備の型番についても、申請年度の登録状況を確認したうえでご提案しております。

川崎市多摩区の施工事例

川崎市多摩区の施工事例

弊社の本社は川崎市多摩区にあります。同じ区内での施工事例をご紹介します。

川崎市多摩区・戸建て住宅/太陽光+蓄電池

屋根の形状と向き、日当たりを現地で確認したうえで、パネルの配置と搭載容量を決めました。あわせて電気の使用状況をうかがい、蓄電池の容量と全負荷・特定負荷の別を選定しています。

屋根の点検には自社のドローンを使用しました。弊社は国土交通省東京航空局の承認企業(東空運航第47647号)ですので、点検のたびに外部へ依頼する必要がありません。足場を組む前の段階で屋根の状態を確認できるため、工事が始まってから想定外の補修が出る、ということを減らせます。

この事例で、実際に現場で決めたこと

  • パネルの割付。屋根の面ごとに向きと影の掛かり方が違うため、机上の図面だけでは決めきれません。現地で確認してから最終的な枚数を決めています。
  • 蓄電池の設置位置。屋外に置く機器ですので、日射と雨掛かり、点検スペース、そして室内への配線経路を見て位置を決めています。
  • 工事費の内訳。補助金は項目ごとに条件が決まっていますので、内訳の切り方によっては満額が出ないことがあります。現場を見てから内訳を組み立てているのはこのためです。

お引き渡しのあとについて

弊社ではメーカー保証の申請まで弊社で行い、お客様には保証書を発行してお渡ししております。「申請はご自身でお願いします」という形にはしておりません。

また、蓄電池の運転モードや放電を止める充電率の設定について、その意味と変更の方法をお引き渡し時にご説明しております。設定は、季節やご家庭の使い方によって見直したほうがよい場合があるためです。

※掲載している写真は弊社が施工した川崎市内の住宅です。プライバシー保護のため、表札・車両のナンバー・番地が写り込む箇所は加工しております。

川崎市多摩区の戸建て住宅の屋根に設置した太陽光パネルをドローンで上空から撮影

よくある質問

よくある質問

Q1. 結局、いくらもらえますか。

川崎市の補助金は、太陽光と蓄電池をあわせて最大98万円です。ただしこれはFITを使わない設置の場合で、FITを使う場合は最大34万円になります。
そして「最大」がそのまま出るとは限りません。①単価×容量、②補助対象経費の2分の1、③1件あたりの上限、この3つを計算して一番小さい額が交付されます。この記事の計算例では上限が効いて満額になりましたが、設備の構成や費用によっては②が先に効くこともあります。

Q2. FITを使わないと、売電できなくなるのですか。

いいえ、売電はできます。単価が変わるだけです。
FITは2026年度の住宅用で最初の4年間が24円/kWh、5年目から10年目が8.3円/kWh。FITを使わない場合は東京電力エナジーパートナーの再エネ買取標準プランで8.5円/kWhです。FITが有利なのは最初の4年間だけで、5年目からは逆転します。

Q3. 工事が終わってから申請できますか。

できません。川崎市の補助金は交付決定の通知を受け取ってから着工する必要があります。申請を出しただけでは足りず、通知を待つ必要があります。工事を始めてから申請しても対象外です。

Q4. 申請の手続きは、自分でやらないといけませんか。

川崎市の補助金については、申請手続きを弊社に委任していただけます。書類の作成から提出まで承ります(交付金の振込先はお客様ご本人の口座です)。
一方、神奈川県の補助金は制度上本人申請のみと定められており、設置事業者が代行することができません。こちらはお客様ご自身のお名前で電子申請していただく形になりますが、入力していただく項目を一つずつご案内し、必要書類もこちらでそろえて並走いたします。ご自身だけで進めていただくことにはなりませんので、ご安心ください。

Q5. 国や県の補助金と併用できますか。

制度としては併用できます。川崎市の公式ページにも明記されています。
ただし2026年7月時点の状況としては、国の家庭用蓄電池の補助金は5月29日に予算到達で終了し、神奈川県は第1期が5月12日で締め切られ第2期は9月頃の予定です。今日この時点で太陽光・蓄電池の設置に対して申請できるのは、川崎市の補助金だけというのが実際のところです。
なお川崎市は経費控除方式ですので、国や県の補助額を税抜の経費から差し引いてから2分の1を判定します。単純な足し算にはなりません。

Q6. あとからFITあり・なしを変更できますか。

できません。FITあり・なしを間違えて申請しても、あとから増額に変更することはできません。設計の段階で決めておく必要があります。

Q7. 蓄電池だけを後付けする場合はどうなりますか。

対象にはなりますが、金額が変わります。すでに設置済みの太陽光に連系させる場合、または FIT を使っている太陽光に連系させる場合は、1件あたりの上限が下がります。また2kW以上の太陽光との連系が必須ですので、蓄電池だけの設置は対象になりません。

Q8. どの蓄電池でも対象になりますか。

いいえ。環境省のZEH化等支援事業の補助対象製品として令和7年度または令和8年度に登録された製品に限られます。令和6年度以前にしか登録がない型番は対象外です。
また補助額の計算には、カタログの定格容量ではなく初期実効容量を使います。同じ「13kWh」でもメーカーや型番によって実効容量は異なりますので、ご提案の段階で確認しております。

Q9. 締切はいつですか。急いだほうがよいですか。

申請の受付は令和8年12月28日まで、工事の完了期限は令和9年1月31日までです。締切が2つある点にご注意ください。
7月22日時点の予算執行率は23%と公表されており、ペースで見れば年内は枠が持つ計算です。ただし、この手の補助金は後半に申請が集中します。神奈川県の第1期が受付2日で締め切られたことからも、予算が平らに減るものではないことが分かります。

Q10. まず何をすればよいですか。

屋根の状態と電気の使い方が分からないと、容量も金額も決まりません。まずは現地調査をご依頼ください。屋根の形状・向き・面積と日当たりを確認し、電気の使用状況をうかがったうえで、補助金の金額を含めたお見積りをご案内いたします。

施工するのは誰か

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施工するのは誰か

補助金の記事はどこにでもありますが、その工事を実際に請けるのが誰なのかまでは、たいてい書かれていません。この記事を書いているのは、川崎市で毎日申請を出している施工店です。

川崎市の登録事業者です

株式会社Sunkissは、川崎市の太陽光発電設備普及事業者登録制度の登録事業者です。市が公開している一覧に掲載されており、対応エリアは川崎市の全7区です。

前述のとおり、この登録は川崎市の太陽光補助金の交付条件になっています。登録のない会社に工事を頼むと、設備がどれだけ良くても補助金は出ません。

資格と体制

  • 第二種電気工事士。各メーカーの施工IDを保有しています。
  • 国土交通省東京航空局の承認企業(東空運航第47647号)。屋根のドローン点検を自社で行えます。外注しないため、見積り前の段階で屋根の状態を確認できます。
  • 保証の申請まで弊社で行い、保証書を発行してお渡ししております。
  • 神奈川県全域・東京都全域で、太陽光発電・蓄電池・V2H・屋根改修まで一貫して施工しております。

ご提案の考え方

弊社は「FITを使わない設計が常に正解」とは考えておりません。川崎市でそれを標準としてご案内しているのは、この市の補助制度がその設計に有利にできているからです。市が変われば結論も変わりますので、1件ごとに試算したうえでご提案しております。

また、補助金は項目ごとに条件が決まっております。弊社は補助金の項目別の上限に正しく収めるため、現場調査で確認してから工事費の内訳を組み立てております。

川崎市で太陽光・蓄電池をご検討中の方へ

屋根の状態と電気の使い方を拝見しないと、容量も金額も決まりません。
補助金の金額を含めたお見積りを、現地調査のうえでご案内いたします。

お見積り・ご相談はこちら

監修:株式会社Sunkiss
国土交通省東京航空局承認企業(東空運航第47647号)
第二種電気工事士/各メーカー施工ID保有
神奈川県川崎市多摩区生田1-6-3 TEL 0120-252-334
神奈川県・東京都で太陽光発電、蓄電池、屋根改修工事を施工

この記事の出典

本記事に記載した数字・制度の内容は、下記の公表資料から取得しています(2026年7月時点で確認)。

官公庁・公的機関

制度の執行団体

電力会社

※記載の金額はあくまで参考価格です。
 実際の費用は、お客様ごとの現場状況、機器の仕入価格、工事の難易度、
 太陽光の搭載容量・蓄電池の容量によって工事費が変わるため、金額は一件ごとに異なります。
 正確な金額は現地調査の上でご案内いたします。

※本記事は2026年7月時点で公表されている制度内容に基づく試算です。
 国・自治体それぞれの審査により正式な交付額が確定するため、金額が変動する可能性があります。

※どの制度も予算上限に達し次第受付終了となります。申請前に最新の受付状況をご確認ください。

※この記事の金額は、補助金の計算方法を説明するための一例です。
弊社の販売価格を示すものではありません。
設備の構成、屋根の形状や向き、既存の電気設備、メーカー、同じ容量でも金額が上下しますので、詳しい金額が知りたい方はお見積り依頼をお願いいたします。

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